クラシック

《馬と鹿》のCメロのコード分析

お久しぶりです、よしたく先生です。

先日スタジオに入って馬と鹿を弾いてきたんですが、Cメロ(何にたとえよう〜)のコードが転調しまくって覚えられずカンペをガン見しています。

ただ何となく変だな〜って思ったので改めて聴いたりネットのコード譜を見たりしたんですが、みんな違うことを書いてるんですよ。

それだけ調が変わったりしていて聞き取りにくいんですけどね。

コード進行

僕が聴いた限りだとこんな風に聞こえました。7thはとりあえず書いています。

(Key=E♭)

E♭m7 B♭m | C♭ G♭ | Fdim G | Cm D7 |

Gm7 Cm | F7 Gm7 | Dm7(-5) G | Cm |

そして太字で書いた部分が転調後のキーです。キーだけ追いかけると

Key= E♭→E♭m→G♭→Cm→Gm→Cm

という風になりますね。めっちゃ転調しています。

それぞれ直前の調との関係は次のようになります。

主調→同主調→平行調→?→属調→下属調

と書いた部分はキーとしてはかなり離れているんですが、Fdimが前後のキーのドミナントとしてまたがっています。

つまりKey=G♭のドミナントであるD♭7(♭9)と、Key=CmのドミナントであるG7(♭9)のルートを取っ払うとFdimと一致するので、コード進行としては実は大きな違和感はありません。

分からないことがあったらぜひコメントなどで教えてください。

ABOUT ME
Takuya Yoshida
福島県小野町出身。東京学芸大学教育学研究科を修了し、現在はフリーランスの作曲家、そして都内の小学校の音楽科非常勤講師を務める。 また「よしたく先生」としてYouTubeなどに演奏動画をアップロードし、多くの人と音楽を続けていくための活動を行なっている。福島県田村郡小野町立小野小学校の校歌を作曲している。
楽曲提供なら「吉田音楽工房」

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