クラシック

絶対に使わない音楽用語④Einsats

アインザッツと読みます。ドイツ語です。

「オーケストラあるいは合唱で、ある声部が長い休止ののちに再度演奏を始めること(音楽小事典より)」という意味です。

この言葉はよく「ザッツを出す」という表現で聞かれます。

演奏前にする予備動作くらいの意味で考えてもらえたらと思います。

この動画の冒頭5秒くらいのところ、演奏が始まる少し前にヴァイオリンの人が動いていると思います。これがザッツを出している様子です。

音を出す一拍前に動いて、曲のテンポや音を出すタイミングを他の人に知らせるためにアインザッツを出しています。

歌の人が歌う前に息を吸って体が動いているのと近いかもしれません。

ですから、合奏をする時にこの予備動作がないと急に演奏が始まって驚きます。

よく見ると僕の動画でも予備動作を出してますね。演奏をする前にテンポ感を決められるように動いています。

ABOUT ME
Takuya Yoshida
福島県小野町出身。東京学芸大学教育学研究科を修了し、現在はフリーランスの作曲家、そして都内の小学校の音楽科非常勤講師を務める。 また「よしたく先生」としてYouTubeなどに演奏動画をアップロードし、多くの人と音楽を続けていくための活動を行なっている。福島県田村郡小野町立小野小学校の校歌を作曲している。
楽曲提供なら「吉田音楽工房」

当サイトを運営しているよしたくが楽曲提供をするために作った工房です。こちらからホームページをご覧ください。

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