パソコンで見ると右端に、スマホで見るとページの一番下にある「オリジナルアルバム”Spectra+”」と画像が表示されていると思います。
そういえば紹介をしていなかったので、今回は僕のCDとその曲の作り方についてお話ししたいと思います。
さて、このCDには2014年、つまり僕が大学4年生でピチピチだった頃の曲から今に到るまでの曲を時系列に沿って並べた作品集です。
主に生の楽器を録音して、パソコンでエフェクトをかけた作品が多いです。エフェクトはMax/MSPというソフトでリアルタイム処理をしたり、DAWで後から処理をすることもあります。
曲調はだいたいふわっとしたアンビエント・ミュージックのようなものが多いです。和音も綺麗な響きがするクラスターを積極的に使っています。
よしたく先生の曲が目指すもの
聴き方を限定したくないので、あまり多くは語りたくないんですが、僕の曲は単に聴くだけではなくて「考える音楽」というものを目指しています。
これは現代アートに強くある考え方で、例えばこの美術作品をあなたはどのように鑑賞しますか?
マルセル・デュシャン「泉」
男子用小便器が横になっており、”D.mutt”と書き込みがされています。レディ・メイドの作品群は僕はめちゃくちゃ好きです。
ジョン・ケージ「4分33秒」
この動画ではピアノの前に座った人が、ずっと座っています。そういえば僕も演奏したことがあります。
これらは単に、その作品の美しさを鑑賞しようとしても絶対にそれを受けることができない作品群です。
作品を鑑賞して、例えば泉なら「なぜ男性用小便器を横に置いたのか?」と考えないと作品の真の意味や魅力に到達することはできないんです。
僕の曲にも、考える部分があるのでぜひ考えて聞いてみてほしいです。
曲作りをするときはコンセプトから作ると過去の記事でお話ししました。これを途中まで作ってからまたコンセプトから練り直して、音ができたらコンセプトから…とフィードバックさせると純度が高い曲が出来上がります。
ただ、ウケはあまりよくないんですよね。これはお酒と一緒で、焼酎だときついけど、ほろ酔いならいい、みたいな感じですね。
僕の曲も純度がまばらなので、9曲の中でもっとも純度が高い作品はどれか当ててみてほしいです。
答えはこれかと聞いてきた人に正解を教えるスタイルですので、ぜひコメントなどお待ちしています。
おやすみ前に聞いても、時間を作ってしっかりと聴いてもいい、アルバム”Spectra+”をぜひ聴いてみませんか。
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