機材紹介

キーボーディストがターンテーブルを導入する理由を考えてみた

こんにちは、よしたく先生です。

コロナ関係の助成金で何か新しい機材を導入しようと思ったんですが、いっそのこと普段やっていることとは全く違うことができるものを買おうと思って、こちらを購入しました。

TRAKTOR PRO S4 MK3というターンテーブルです。お値段は9万円ちょいでした。

今までDJに憧れを持つことは何度もあったのですが、(例のジェスチャー以外は)何をどうしたら良いか全く分からなかったので、今回はかなり積極的に挑戦してみました。

普通のプレイがそもそもできていないんですが、この記事では僕みたいなキーボーディストがターンテーブルを導入するメリットを考えてみようと思います。

自由に音源を入れ替えることができる

マスターキーボードとして使えそうな大きなキーボードには、サンプルやその他の音源を取り込む機能があると思います。

ただ、USBを使ってデータを移動させる手間がかかってしまったり、それを操作して再生するのが面倒だったりして、結構使い勝手が悪いなって思うことが多いです。

TRAKTORは単なるコントローラーなので、基本的にはPCでソフトウェアを立ち上げないといけませんが、すぐにサンプルを入れ替えることができるので、スムーズにやりたいことが実現できます。

パッドに効果音をアサインしてみたり、ライブのSEを鳴らしてみたりしても良いかもしれません。

ループに合わせて演奏できる

ジャズやファンクの曲などは基本的にそうだと思いますが、同じコード進行でアドリブの練習をするときに、ターンテーブルがあればすぐに音源をループさせることができます。

8小節(=32拍)のループをすぐに作ったり、ループさせる場所を自由に変えたりできるので、ストレスなく練習に取り組めると思います。

同じコード進行でアドリブを回す練習をするときに、ターンテーブルがあれば音源をすぐにループさせることができます。

他にも耳コピ用に音源をループさせても良いかもしれません。

簡易的なリズムマシンにもなる

簡単なシーケンサー機能があるので、パッドでバスドラムやスネアのサンプルを演奏して流すことができます。

クオンタイズはできますが、リアルタイムで入力しなくてはいけない上に、個別のタイミング調整ができないので、そこはネックです。

おまけ:要検討

ライブで使う時に、どのくらいDJ用のソフトウェアが安定して動作するのかがよく分かっていません。

PCDJは基本パソコンを使う必要がありますから、DAWよりは安定するのかもしれません。

また、midiでの同期はかなり面倒です。Ableton Linkという機能を使ってAbletonとの同期はすぐにできますが、midiで管理したいならRolandのDJ-808が良いかもしれません。

というか、midiを使ったりDAWを連携させる想定なら、Ableton Pushとかを買った方が便利なのかもって思いました。

ABOUT ME
Takuya Yoshida
福島県小野町出身。東京学芸大学教育学研究科を修了し、現在はフリーランスの作曲家、そして都内の小学校の音楽科非常勤講師を務める。 また「よしたく先生」としてYouTubeなどに演奏動画をアップロードし、多くの人と音楽を続けていくための活動を行なっている。福島県田村郡小野町立小野小学校の校歌を作曲している。
楽曲提供なら「吉田音楽工房」

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