クラシック

ごちゃごちゃな引用「シュニトケ・交響曲第1番」

音楽を作る人にとって、非常にややこしい問題になってくるのが、パクリ、オマージュ、引用など、他の人の作品を曲に取り込む場合。

著作権を侵害しているか、その作品へのリスペクトがあるか…と、色々な問題が出てきて場合によっては炎上したりもする部分ですが、今回はそんな引用を積極的に行っている交響曲をご紹介したいと思います。

シュニトケの交響曲第1番です。ちなみに、胸焼けすると思うのでまだ聴かなくていいです。

この曲は色々な音楽を引用している曲です。見つけた順に紹介しますね。

ベートーヴェン:交響曲第5番より第4楽章

華々しいファンファーレが響くんですが、すぐにぐちゃぐちゃになります。

バロック風の曲

拍子抜けするくらい爽やかな弦楽合奏が聴こえてきたと思ったら、急に鉄琴の音が聴こえてきます。携帯の音が鳴っているみたいですね。

その後もマーラーか何かのファンファーレが鳴ります。

ジャズのアドリブ

厳密には引用ではないですが、急に本格的なジャズのアドリブが聴こえてきます。

サックス、ピアノ、ベース、ドラムのようですが、楽譜には”Cadenza ad libitum”と書いてありますね。アドリブが終わるとまたカオスに戻ります。

ABOUT ME
Takuya Yoshida
福島県小野町出身。東京学芸大学教育学研究科を修了し、現在はフリーランスの作曲家、そして都内の小学校の音楽科非常勤講師を務める。 また「よしたく先生」としてYouTubeなどに演奏動画をアップロードし、多くの人と音楽を続けていくための活動を行なっている。福島県田村郡小野町立小野小学校の校歌を作曲している。
楽曲提供なら「吉田音楽工房」

当サイトを運営しているよしたくが楽曲提供をするために作った工房です。こちらからホームページをご覧ください。

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